わろてんかのあらすじの第四十五話です




わろてんかのあらすじの第四十五話です。

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おてんちゃんがひやしあめを売っていますと、風太がやってきました。

何やの。風太。また大阪で仕事があるの?

風太は何もいいません。

そこで、風太を家に上げますと、おてんはききます。

おりんの祝言おわったんやてな~、さぞきれいだったやろなー。

そんなとりとめのない話をしています。

でも、風太の表情は沈んでいます。

お父さんは元気にしてはるか?

っておてんが聞きますと、お父さんは亡くなった、って言います。

風太の突然の報告に言葉がでないおてん。

shi

うそやろ、私に冗談いうてるだけやろ。

この葵わかなちゃんの演技は、ちょっとわざとらしくて・・・残念でした。

それはさておき、なんで知らせてくれへんかったの?って風太を責めたりします。

おやじさんが教えたらアカンと口止めしていたんや。

そう言えば、風太はおやじさんの具合が悪いと立ち聞きした時、おてんのところに来て、言おうとしたんだったね。

でも、言えなかったからせめて一回実家に顔出さないか?って言ってました。

でも、それは今度はおてんに断られました。

お母ちゃんと約束した。

寄席が成功するまで、家に帰らない。

と。

風太もおてんもそれなりに頑張っていたわけです。

お父さんの死に目に会えなかったのは、仕方のないことです。

それでも、悲しい、悔しい。

風太から父の死をきいてから、おてんは仕事に身が入りません。

お客さんに、ひやしあめ一個おくれって言われても、ぼーっとしているおてんです。

一度でいいから、私は家に帰りたい。

お父さんのお参りに行きたい。

そう思うおてんでした。

それを傍目で見ていて、藤吉はおてんの気持ちを前向きにさせるのにはどうしたらいいか、考えています。

御寮さんも一緒です。

ある日、御寮さんが、ひやしあめの瓶をきれいに拭いていますと、おてんが来て、おてんに今日はよう売れたなって言います。

私がやりますのに、ってひやしあめの瓶を吹き出しますと、御寮さんが言います。

芸人は親の死に目にも会えないんやってな。

芸人は親が死にかけても、高座に上がって、何もないように、お客さんを笑わすのが仕事やて。

そのことどう思う。

わては素晴らしいことやと思う。

もし、自分が死にかけてるとき、自分の子どもが笑顔で仕事していたら、死んでも本望や。

何も思い残すことはない!

あんたのお父ちゃんやったらどう思うと思う?

っておてんに聞きますと、おてんは御寮さんに、

「最後に父が私に言った言葉が、てん、わろてるか?いつかてんの作った寄席でわしを思い切り笑わしてくれという言葉でした。」

このときは、藤岡屋にてんがお金を借りに行った時ですね。

それがてんとの最後だったんですね。

それを思い出して御寮さんに言いますと、御寮さんは、「ええお父さんだったんやな」とぽつりと言います。

そうかあ、芸人さんも親の死に目には会えないのか~?

お父さんとお別れした淋しさは消えないけど、しっかりしなきゃって思うてんなのでした。

今度は藤吉の番。

藤吉は芸で、おてんを慰めます。

キース、後面、岩ちゃんといつものメンバーが気合の入った舞台に立ちます。

お客さんは大喜び、もちろん、おてんちゃんも大笑いでした。

やっぱり笑いはおてんちゃんに似合いますね♪

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