わろてんかのあらすじの第二十四話です




さて、おてんちゃんがお母さんからもらった白装束の着物が突然なくなってしまった件。

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おトキは、もしかして、楓さんの仕業?

慌ててあちこち探す、てんとおトキ。

おトキが庭の片隅で、着物を見つけますと、せっかくの純白の着物が汚れています。

「誰がこんなことを」と思う傍ら、着物が汚れただけで、無事なことに感謝するてんでした。

てんは、ご寮さんだけでなく、楓とも戦うことになり、大変です。

そんな時、偶然、籐吉に遭って、話をします。

籐吉:「ごめんな、俺が不甲斐ないばかりに」

てん:「私は大丈夫です」

籐吉:「俺が早くしっかりして、おてんちゃんを嫁として認めさせてやるからな」

てん:「ハイ」

籐吉:「ここで今日のお笑い、てんと籐吉とかけて夫婦茶碗ととく」

てん:「その心は?」

籐吉:「どちらが欠けてもいけません」

・・・まあ、そんなもんかな。

でも、ゲラのてんにはオオウケ。

ほんまやなあ。

さて、籐吉は北村屋のしごとをマスターすべく、勘定の元帳を調べます。

番頭に、元帳はどこや?って聞きます。

番頭は、元帳の場所は知りません。

藤吉は神棚の下の引き出しから、帳簿を出します。

番頭が慌てて制します。

「あきません。ここは、触ってはあきません」

そう言ってると、ご寮さんが出てきて、

「何をやってるの。これはまだお前には早い」と藤吉をたしなめます。

藤吉は「せやけど、この店に残ってる金とか、知っとかんと」といいますが、ご寮さんは、「お前には早い」の一点張り。

そうか、お母ちゃんは俺のことをそんなに信頼できないのか?

と残念そうにつぶやきます。

一方、楓には、藤吉のいいなづけとして、てんとおトキと2人の女中が付きます。

なので、てんとおトキは楓の部屋の掃除もしなければいけません。

で、楓の部屋のお掃除をしてますと、おトキが、与謝野晶子のみだれ髪を見つけます。

みだれ髪は、当時、女心を歌った歌で、今でいうエロ本みたいにいやらしいと思われていた作品でした。

有名な歌に、「柔肌の熱き血潮に触れもみで寂しからずや道を説く君」って歌があります。

私のこの柔肌に触れようともしないで、道を説いているあなた、寂しくないの?

ドキッとしますね、女性にそんなことを言われますと。

別に昔だけでなく、今でも通用しますよ、十分。

その与謝野晶子の歌集を読んでる楓さん。

決して恋愛嫌いではないのでした。

てんは楓と話していて、むしろ、彼女自身も短歌を読み、歌人になりたいこともわかりました。

しかも、素敵な歌を読みます。

tanka

そして親が決めた結婚に気が進まないことも。

それでも、てんに対抗心を、持っているのは、てんが勘当されてまで、好きな人を追ってきたことを羨ましく、嫉妬していたのでした。

でも、決めました。

私もおてんちゃんのように、私らしく生きることに決めたわ。

急に方向を変えた楓は、藤吉との結婚を諦め、北村屋を出ます。

これで、楓VSてんのいいなづけ合戦は、てんの勝ちです。

さて、ご寮に見ることをとめられた藤吉は元帳が見たくて見たくて仕方ありません。

ご寮の目を盗んで、元帳を見ますと、「なんだこれは?」

そして番頭を探しますと、「番頭はんは近頃よう人に会いに行きはる」と不在でした。

そんな時に、一人のメガネが入ってきます。

なかなか身なりのいい紳士です。

銀行家かな?

このお店、抵当に入っているのかな?

北村屋が傾いて、借金だらけなのかな?

始末屋のご寮さんも、始末できなかったのかな?

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