わろてんかのあらすじの第四十一話です




わろてんかのあらすじの第四十一話です。

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いよいよ名人文鳥師匠が高座に上がります。

演目は「時うどん」

その前には、◯◯やって~って言うお客さんのリクエストがありましたが、今回は時うどん。

十八番でもない演目を何故やる?

しかも、前座ネタを。

それはね、藤吉のリクエストだから。

幼少の藤吉が昔見た師匠の時そばが忘れられない。

だから、小さな小屋で小さなお話をするわけです。

時うどんは時そばの関西版です。

udon

15文しか持っていない2人の男が、一杯16文のおうどんを頼むお話。

一杯のおうどんを2人で分けるわけですから、衛生的にはどうなんでしょう?

お箸も一緒だし。

それよりもおうどんを半分に分けるのが難しい。

最初に食べてる男が全部食べてしまうのではないかと別の男は気が気でない。

男が一杯食べるごとに、袖を引っ張って、ほんまに半分残しといてや~

その姿を見て笑ううどん屋の亭主。

さて、問題のお勘定です。

この男2人は15文しかもっていません。

しかし、おうどんは16文。

男:「ごっそさん、細かい銭しか持っていないので、今から数えるで」

うどん屋の亭主は、両手で銭を受けながら「へい」って言います。

男:「ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつ、むっつ、ななつ、やっつと言いますと、亭主、いまなんどきや?」

って聞きます。

亭主:「へい、ここのつで」

男:「とお、じゅういち、じゅうに、じゅうさん、じゅうし、じゅうご、じゅうろく」

15文しかないお金が、見事に16文になりました。

それを見ていた一方の男は、なるほどと思い、次の日、同じことをやって1文の得をしようと思いました。

おやじ、お勘定。

とここまでは昨日と一緒。

「ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつ、むっつ、ななつ、やっつ」

まで来ますと、亭主、いまなんどきだ?

「へい、いつつで」

「むっつ、ななつ、やっつ、ここのつ・・・」

あーあ、これをやる時間を、間違えてオチです。

これが有名な時そばですね。

それにしても、笹野高史さんの名人の演技、貫禄ありました。

本当に面白かったです。

よく知ってるネタなのに、面白かった。

番組の演出も良かったんでしょうね。

お客さんもおお喜びでした。

そして楽屋で文鳥師匠が藤吉、おてんと応接しています。

「うどんは冷めたらまずくなる。寄席も一緒や。一度盛り上がっても、それで寄席が繁盛するわけではない。これからどういう味付けをしていくのか?席主の腕の見せ所やで」

と藤吉に言って、「また、うんと辛いうどん食べたいな」っておてんに言います。

とにかく、文鳥の高座は大成功でした。。

しかも、その後の新聞記事。

伊能栞のアイデアで、マスコミを使ったレビューは大当たり。

風鳥亭は、大阪中の評判になりました。

栞は新聞を見ながら、この新聞を読んで、いてもたってもいられん奴がおるで。

と言ってる内に、寺ギンが来ます。

寺ギンは、「大衆小屋に伝統派が来てるのが、気に入らん。大衆小屋こそ、オチャラケ系のもんや」

そう言って、お前の小屋の専属の太夫元になったるわ。

えーっとびっくりな提案。

どんどん芸人を回してくれるって。

これで風鳥亭も安泰や。

と思ったところ、しかし、取り分は7:3、もちろん、7が寺ギン。

あらら、やられた。

と思ってたら、前の小屋の持ち主の亀井さんが来て、言います。

「すごい評判でんなあ、さすがわしが見込んだ男や、ところで下足箱、足らんのやろ、わしを雇ってんか。役に立ちまっせ~」

いやはや、一度小屋が繁盛しだしますと、みんなが幸せになるんですね。

だから経営者は歯を食いしばってでも儲けなくてはならないんですね。

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