わろてんかのあらすじの第六十八話です




藤吉さん、どうせ太夫元を自前でやるんなら、芸人さんを月給制にしたらどうやろか?

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芸人の月給制、この画期的な取り組みは、瞬時に大阪中に広まりました。

今まではおもろなかったら捨てられる使い捨ての芸人に、月給をあげるなんて。

そんなんで採算取れるんですか?

まずは、そういう疑問ですところと

月給と言っても、限りなく歩合制に近い月給制なんでしょうね。

売れてる芸人にはとことん月給を払う。

売れてない芸人は、手取りが少ない。

まるで、生命保険会社の外交員みたいな給料体系ですが、それでも何か合った時、0よりはまし。

でも、芸人をしゃぶりつくす寺ギンのような悪徳太夫元よりは遥かにましです。

ですから、藤吉のところに、寺ギンの芸人たちも、風鳥亭に入れてくれって来ます。

それを見ていた風太は、お前ら、こんなとこで何しとんねん。

と芸人を追い返し、寺ギンには口止めしとくさかい、と言って寺ギンのもとに返します。

風太は、芸人とやり取りした後、くるりと藤吉を振り返って、

「悪いことはいわん、今からでも遅くない、すぐに寺ギンに詫びを入れるんや」

せやけど、今度は風太におてんが言います。

「うちら、新しい時代の寄席を作りたいんや」

新しいこと始めるとなると・・・古くからあるものとは、絶対にぶつかるもんです。

芸人の月給制を採用するということは、今まで芸人からむしり取っていた寺ギンなどと敵対するということ。

だから、当然、寺ギンも風鳥亭に牙を向いてきます。

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寺ギンの牙は、風鳥亭に回す芸人を止めることからでした。

風鳥亭は、天満の本店を皮切りに、松島、玉造、と店舗を広げてきました。

店舗を広げるということは、芸人をたくさん必要とするということ。

寺ギンから派遣される芸人たちは、風鳥亭の重要な戦力なのでした。

寺ギンと戦争するということは、その戦力がなくなるということ。

理想だけでは商売はうまく行きません。

その戦力ダウンを読んでいなかった藤吉が悪いのです。

いくら団吾師匠を抱えても、団吾師匠一人では回りません。

キースたち四銃士をフル回転させ、それでも、取り敢えず天満、玉造は締め、松島一本で勝負します。

藤吉は、その間にも芸人探しに奔走します。

一方のリリコ。

活動写真を辞めたいの一点張り。

高橋一生こと伊能栞は、これからの時代、君みたいな女優が絶対に必要なんだ。

契約通り、映画に出てくれ、って頼んでます。

いやや。

私のようにわがままで気が強い女で、しかも意地悪な女や。

というリリコに、だからいいんだよ。

新時代の活動写真には君が必要なんだよ。

ってくどく、伊能栞。

また~、うまいこと言って~って言うリリコに、

俺もそう思うで、って言ったのが藤吉。

え?

大好きな藤吉に言われると聞き捨てなりません。

藤吉は、幼い頃から一緒にいて、よう知ってる俺が言うんだから、間違いない。

そうかなあ。

そして、おてんも、そうよ、私、羨ましいわ。

だって誰もうちに活動写真出てくれって言ってくれないもん。

ほな・・・諦めたようにリリコは、

契約どおり残りの三本だけ、演ってみるわ。

これで、銀幕の大スターが出てくるんですかね~

さて、芸人不足の風鳥亭の藤吉は、必死で芸人を集めます。

こうなったらやるかやられるかやわ。

そして、寺ギンも、喧嘩しかけてきたんは、あいつの方や。

潰れるまでやったる。

どっちも引く気配はありません。

さあ、どうなる風鳥亭。

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