わろてんかのあらすじの第五十八話です
わろてんかのあらすじの第五十八話です。
団吾にひさしぶりでんなー、これは何の余興でっか?
そう言われた風鳥亭の高座の上の団真は、高座から逃げるように出ていってしまいます。
それを見た団吾は、お夕、あんな男、見限ったほうがええで。
お夕はそれでも、出ていった団真を追いかけて出ていきます。
で、残された団吾師匠は、やっとわれに帰り、藤吉を見て言います。
「なんや、ここあんたの小屋かいな」
って言って帰ろうとする時に、なんぞ用があったんと違いますか?と藤吉が聞きます。
「わしは借金取りから逃げてここに偶然入ってきたんや。そや、あんた、20000円あるか?今のわしの借金2万円あるんや。
2万円の契約金に月500円の給金で専属になったる」
そういう団吾でした。
2万円なかったらええで。
別に無理せんでも、そういう団吾に、藤吉はなんとしてでも団吾師匠が欲しい。
2万円用意します。
と、おてんが止めるのも聞かずに、言ってしまう藤吉なのでした。
お夕は風鳥亭で、おてんに謝っています。
お夕:申し訳ございませんでした。旦那は団真と言って噺家です。団吾師匠の兄弟子が団真でした。私の父親は、先代の団吾です。
やっぱり、お夕の父上は、偉い落語家だったんですね。
そして、団吾と団真は、兄弟弟子。
昔は仲良かったんですが、先代の団吾の名前を今の団吾に譲ってから、団真とお夕は駆け落ちし、破門され、以降ドサ回りに落ちぶれたといいます。
そんな過去があったんですか?
そういうおてんに、ここ大阪でせっかくやり直せると思ったんですけど、とお夕は肩を落として言います。
※団吾師匠は通天閣と団吾が大阪の名物やと言われるほど大阪で人気の落語家。団真さんも大阪弁うまいし・・・2人はどこで一緒だったんだろう。二人共上方落語なのに・・・不思議。
ドサ回りの間に、酒を覚えた団真は、稼いだお金をすべてお酒につぎ込み、落ちぶれた生活はさらに落ち込んでいきます。
この風鳥亭に拾われたのは最後のチャンス。
お夕はそんな風に思ってます。
しかし、せっかくのチャンスだったのに、団吾師匠の登場でめちゃめちゃになった。
がっくり肩を落としてるお夕に、おてんは「まだ大丈夫や。わたしももう一度席主に話してみますよ」
そう言ってお夕を慰めます。
お夕は団真の才能を信じているだけに必死です。
「ごりょんさん、よろしくお願いしますm(_ _)m」
それにしても、お夕役の女優さん(中村ゆり)は綺麗ですなあ。
さて、おてんは亀井に、崇徳院という落語の演目のことを聞いています。
この崇徳院は先代団吾の十八番で、高座でも団真が演じていました。
「なあ、亀井さん、崇徳院ってどんなお噺ですか?」
と聞きます。
おてんだけでなくおトキもいます。
「瀬を早(はや)み 岩にせかるる 滝川(たきがは)の
われても末(すゑ)に 逢はむとぞ思ふ」
この和歌をモチーフにした落語で、この百人一首の歌は、
川の流れが岩に別れて別々の流れに別れても、また一緒の流れになるという恋の歌で、この歌がモチーフのお噺です。
いわば恋の噺や。
って亀井が言いますと、おトキとおてんはキャァ♪(*ノ∀ノ)、素敵やわ~
一方お夕は長屋に戻りますと、団真も、長屋に戻ってます。
団吾に対しては、「あいつはお夕のことを聞きつけてあの小屋に来たんや」
本当は借金取りから逃げただけなのにね。
でも、団真はそう言ってます。
だからお夕は、私はいつでもあんたのそばにいますよ、って言い団真をハグしながら、あんたは噺家をどんどん追求していけばいいのよ。
うーん、素敵な奥方です。
よーし、わしも団吾なんかには絶対にまけへんで。
藤吉の方はといえば、いつものように団吾師匠とお座敷遊びです。
遊ぶのも大変な体力が入ります。
その時に藤吉は団吾に言われます。
「団真な、あんなカス芸人が上がる高座には、わしはでえへんで、たとえ2万円積まれてもな」
座敷でさんざん飲んで歌った後、不覚にも座敷で寝てしまいますと、人の声が聞こえます。
みんなさんざん遊んでいても、団吾師匠が、早朝から起きて、ストイックに噺の稽古をしていたのでした。
それを見た藤吉は感激して風鳥亭に戻ります。
そしててんを見つけ、てんに2万円用意してくれって言います。
2万円?
そんなの無理ですわ。
しかも、ストライキしてる芸人たちはどうするの?
おてんの言うことももっともです。
2万円出すくらいなら団真を出したほうがいい。
というおてん。
団真が出れば、団吾が来ない、それを主張する藤吉。
話は平行線です。
結局団吾はあきらめ、団真を雇って、団吾は寺ギンの方に行くのがいいのではないかな?
ま、それでも団吾と団真との確執は続き、風鳥亭と寺ギンとの確執も続くでしょうけど。
知らないけど。
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