わろてんかのあらすじの第八十話
はじめて伊能に会ったようなしのさん。
「キースの知り合いかえ。いい男だねえ」
じっとしのの顔を見る伊能に、軽口を言います。
キースとしのは、長屋の空いてる一間にすむことになりました。
医者に見てもらってもいます。
医者の見立てによりますと、震災の時、頭を強く打ったおかげで、一時的に記憶がなくなったそうです。
記憶はスグ戻るかも知れないし、一年後かも知れない。
そう言えば、ひよっこでも、沢村一樹さんが、記憶喪失になりました。
最近の朝ドラで、大流行ですね。
そのころ、藤吉は東京への救援物資の手配でてんてこまい。
それには、伊能も加わり、チャリティがさらにパワーアップしました。
そして、道修町に藤岡屋の支店ができましたから、そこから、薬の救援もできるようになりました。
そこで、おてんの妹が久々に登場します。
きれいになりました。
さて、しのが気になる伊能。
大したようもないのに、風鳥亭に来る伊能。
伊能はしのに合ってから、おかしい。
そう思って藤吉が指摘すると、実はあの人は僕の母親なんだ。
おてんは、栞が養子なのを知ってましたので、
「実のお母さんに会えて、嬉しいやないですか。」
と言いますと、あの人は僕を金で売ったんだ。
本家の兄が病弱なので、僕を保険として、養子に出した。
母は向島の芸者で、父の妾だったんだ。
僕を養子に出して、母は、多額の金を父から手切れ金として受け取ったんだ。
伊能栞の陰は、この出生、思春期のこのことにあったんですね。
つまり、しのという実母にあっても、手放しでは喜べない。
むしろ、恨んでさえいる栞。
伊能は、母が風鳥亭で作った料理を食べません。
母の記憶がないことも、幸いし、実の子の顔がわからないなんて・・・
吐き出すように言う栞。
カッコイイ伊能栞くんも、いろいろ問題を抱えていたんですね。
でも、親子の確執はなかなか一朝一夕では治りません。
そうそう確執といえば、売れてきたのに、勝手にコンビ解散してアメリカに言ったキース。
その相方のアサリは、
「わしとコンビ組みたいんやったら、いつでもええで」
と誘いを掛けますが、こちらは、コンビの間の確執ではなく、
いや、確執もあるのでしょうが、キースの震災ショックの方が大きいんです。
震災ショックでキースは、「地震を見たら、もう笑いどころやない」
よっぽど、地震で辛い目にあい、悲惨な人を見てきたんでしょうね。
けどね、震災で辛いからこそ、芸人は炊き出しに言ったり、慰問をするわけです。
辛いからこそ、笑いが必要なんです。
よく、自粛と言いますが、自粛より、慰問、救護のほうが大事なんですね。
売名行為と言われてもいい。
被災地のことを思って行動することが大事で、キースが落ち込んでる場合じゃないんです!
キース君、早く立ち上がりなさい!!!
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