わろてんかのあらすじの第五十一話です




わろてんかのあらすじの第五十一話です。

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藤吉はしゅんやの面倒をリリコに頼んでしまいました。

藤吉が大好きなリリコは、一生懸命しゅんやの面倒を見ています。

けど、面白くないのは、おてんの方。」

私に相談もなくリリコに子守を頼むなんて。

リリコもリリコで、しゅんちゃんは私のことが気に入ってるみたい。
そんなことを言っては、おてんのお悋気も刺激しています。

挙句の果てに藤吉はリリコに、夜も忙しいから面倒見てもらいたい。

なんていってます。

おてんは呆れるばかり。

おてんは、藤吉としゅんやと三人仲良く過ごしたいのでした。

おてんの堪忍袋はだんだん膨らんできました。

bakuhatu

もうすぐ限界です。

藤吉は次の日出かけますと飛んで帰ってきました。

おてんやったで。

どうやら商談がまとまったようです。

通ったかいがあったで~

おてん喜べや~

って感じでテーブルの上のお金を掴んで出かけようとします。

「あ、それはあかん、今日、芸人さんに支払うお給金や」

「でも、手付けうたなあかんねん」

と追いすがるおてんを差し置いてでかける藤吉でした。

残されたおてんは、芸人にわびながら、給金は明日までに何とかするから。

って言って、アサリやキースに怒られながらも、明日までに伸ばしてもらいます。

この一件でおてんの堪忍袋も限界に近づいてきました。

おてんは、風鳥亭の中で堪忍袋の中に「藤吉のアホーっ」って言います。

しかも、部屋の中で、大声で。

誰かがいるのも気づかずに。

そう、おてんが叫んだ時に、伊能栞がいたのでした。

おてんの不満は藤吉のことですが、それを栞に聞かれてしまったんです。

栞はおてんが寂しそうって思ってます。

でも、男としての藤吉の気持ちもわかります。

仕事がうまく行きますと、男は仕事がどんどんおもしろくなっていくものなのです。

おてんの不満も分かりますし、男の気持ちもわかるのです。

栞はおてんがピンチになると現れてきます。

「そういうことは本人にはっきり言ったほうがいいよ」

とアドバイスします。

はっきり言えないから、面と向かって言えないから、堪忍袋に怒鳴ってるのに。

そういうおてんに栞は、

「でも、男ははっきり言わないとわからないよ」

言ってもいいの?

そう聞くおてんに栞は、そうだよってアドバイスします。

その夜、おてんは帰ってきた藤吉に言います。

話しがあるの。

なんや。

今日、持っていったお金、芸人のお給金やで。

一番大事な芸人のお金を持っていくなんて最低や。

そういうと、今日、手付けを打たないと間に合わないんや。

手付けかなんや知らんけど、兜はどうした?

っておてんがさらに追求します。

兜くらい買うてきてやるわい

こうなると売り言葉に買い言葉。

ついにおてんの堪忍袋が破裂しました。

もういい、って牡蠣のように黙り込むおてんなのでした。

こうなると男はなんにもできません。

無言の奥さんに立ち向かうことのできる男がいません。

さあ、どうする、藤吉。

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