わろてんかのあらすじの第三十八話です
開店して四日目の風鳥亭では完全に閑古鳥がなくようになりました。
藤吉はやはり大トリの落語家が来ないことが原因と思っています。
今落語界では、喜楽亭文鳥率いる伝統落語を重んじる伝統派と、おもしろければなんでもいいというオチャラケ派で派閥争いをしています。
オチャラケ派の代表格が、寺ギンさん。
そう風鳥亭の小屋を買おうとした大夫元の寺ギンさん。
僧侶だった寺ギンさんは、オチャラケ派を擁立し、大成功を納めているのでした。
さて、藤吉はプロデューサーとして、落語家に誘いをかけます。
なんとかうちの風鳥亭に入って欲しい一心で。
まずは伝統派の噺家に声かけてみますと、そんな端席に誰がでまっかいな。
当時はテレビもなかったので、寄席自体を有名にしなくてはいけません。
寄席が有名になれば、そこの寄席に出たい落語家が増えます。
ただ、残念ながら今は風鳥亭では無名です。
けんもほろろに断られてしまいます。
伝統派の誰がそんな10銭小屋に行きまっかいな。
次に寺ギンさんのところに行きます。
お前どの面さげてここに来たんや。
何とか落語家を回して欲しいって言いますと、伝統派に断られたからうちに来たんやろ。
わしは笑えたらなんでもええ。
安くて面白ければなんでもええ。
そのためには伝統、伝統って言うやつらが目障りや。
うちは伝統派をぶっ潰すので忙しいんや。
お前なんかに関わってる暇はない。
こちらもけんもほろろ。
しょんぼりして帰る藤吉は、ばったり伊能栞と出合います。
栞を藤吉に、いっぱいどうだ?
って言います。
いっぱい飲みながら、栞は言います。
「なんで、寄席を始めたんだ?」
「たくさんの人に笑顔になってもらいたいんだ」
「ではなんで落語にこだわっているんだ」
「落語は芸の王様や。」
「くだらない、お客さんが笑ってくれればいいのでは?落語にこだわらなくてもいいのでは?」
すると藤吉が栞の首根っこを掴んで、「おれは落語が好きなんや。芸の素人のお前に言われたない」と喧嘩を始めます。
大喧嘩を始めた藤吉と栞は大暴れです。
どうなるのでしょうか。
喧嘩した後は、仲直りして帰るのが浪花節の物語と決まってます。
殴り合いの喧嘩をした後、家に戻ってきたのは藤吉と栞。
お母ちゃん、客人やと栞を紹介します。
2人は肩を組んで帰ってきました。
そして家に上がると、酔った藤吉は、栞を指差し、こいつは活動写真をやりたいって言うんや。
フィルムを輸入し、最後には自分で活動写真を作って、日本中を感動させたいって言います。
藤吉は、寄席を大きくして日本中を笑わせたいって言います。
二人共大きな志を持っています。
その夜、おてんと栞が2人で話します。
栞は意外なことを言います。
僕は妾の子でね。
急に大阪に呼ばれたんだ。
お母さんはどこで何しているか知らない。
はっきり叱ってくれるお母さんがいるのはいいことだ。
と言いながら、活動写真と、寄席、お互いに頑張ろうって話します。
そして最後、おてんに落語家を探しているんなら文鳥師匠に会ったらいいよって言います。
え。
伝統派の大物の文鳥さん?
驚くおてんに不敵な微笑を浮かべる栞君。
一体、何か根回しをしてあるのでしょうか?
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