わろてんかのあらすじの第三十五話です
わろてんかのあらすじの第三十五話です
おてんちゃん、どこへ行ったんや?
朝起きててんがいないことに気づいた藤吉は、長屋中を探し回ります。
おてんちゃん、みいひんかった?
みてへんなあ。
どこに行ったんやろ?
もしかして?
そう、もしかして、京都に金策に行ってたんです。
その頃おてんは、実家の京都の藤岡屋の前に立ってました。
てんを発見した女中は、女将さんを呼びに行きます。
てんのお母さんのしずが出てきました。
てんは、北村屋に出向いた際、意地でも実家に戻ってくるなって言ってました。
てんはその時に覚悟を示したはずです。
それなのに、もう京都に帰ってきてしまいました。
そんなてんにしずは言います。
「お前の覚悟ってそんなもんやったんか?」
いいえ、違います、お母はん。
今日は商人としてきたんだす。
するとてんは実家に入ることができ、ご主人のお父さんに合うことができました。
お父ちゃん、500円借りたいんや。
お父ちゃんは呆れたように、お前のところの藤吉郎と言うやつ、船場の北村屋を潰しておいて、挙句の果てにてんに金の無心をさせるなんて、見下げたやつや。
お父さんは、そう唾棄するように言い捨てますと、お父さん、うちは藤吉さんに言われて来たのではありまへん。
と言い切るおてん。
でも、その500円の借金の件は、お断りさせていただきます。
そう言ってると、大阪から藤吉郎がやってきました。
藤吉郎が入ってくると、おばあちゃんもしずさんも入ってきて、話を聞いています。
藤吉は、ゆっくり座ります。
うーん、松坂桃李さんの所作、いいね、落ち着いていて。
いいとこのぼっちゃんみたいで。
藤吉はおてんに、おてんちゃん、こんなことやったらあかん。
せやけど藤吉さん、今、ここで支払わんと、あの小屋、人のものになってしまうで。
あかん、藤吉は言います。
小屋は欲しい、せやけど、約束は違えたらあかんのや。
成功するまで藤岡屋の敷居はまたがないという約束は守らなあかんのや。
せやけど。
そういうおてんに、小屋はあそこだけやない。
また見つければええんや。
おてんと藤吉のやり取りを聞いていたおばあちゃんが口をはさみます。
そのー、寄席ちうんは、儲かりますのかいな?
儲かります、って藤吉が言います。
が、すぐに、と言いたいところですが、こればっかりはやってみんと、なんとも言い切れません。
でも、これだけはいえます。
絶対に来てくれたお客さんを笑わせて、幸せにしてみせます。
てんと2人なら絶対にできます。
その決意に負けたおばあちゃん、わかったと言って、かんざしを抜いて、これ、なんぞの足しにしておくれ。
お母ちゃん、困ったように言うのは、ご主人の儀兵衛。
儀兵衛は、仕方ないという感じで、しず、と奥さんに声を掛け、500円用意してくれ。
ついに500円を借りることができたおてんと藤吉。
その後で、おてんは、お父さんと二人きりで話しします。
縁側に腰掛けて雪が舞うのを見ています。
雪の花やな。
お父さんが放った言葉に、「え?」
と聞き直すおてん。
お父さんは、雪でも、花やと信じれば、どんな寒いところにも花は咲く。
これからどんな苦労が待っているかわからんけど、信じてれば、きっとおてんのお笑いの花が咲く。
そう言ってるようでした。
もしかしたら、余命幾ばくもない、お父さんと最後の機会になるかもしれませんね。
おてん、お父さんはおてんに向かって言います。
お前のところの寄席、成功したら、わしを呼んで、心ゆくまで笑わせてくれ。
約束します。
って指切りげんまんしようとして小指をてんが、差し出しますと、
指切りげんまんしかけて、「そんなこと、できるかい」
でも、てんは、「必ずお父はんを笑わせてあげます」と言って約束します。
その約束は叶うのでしょうか?
さて、ついに小屋はおてんと藤吉のものになりました。
こんな若いもんが席主になるんやもんな。
けど、若いやつらだからこそ、新しい笑いができるのかも知れんしな。
そんな時、俥に乗ったリリコが通ります。
ここが、藤吉の小屋か。
ずいぶん、可愛らしいな。
これでも、わしらには十分な小屋や。
そういう藤吉に、せやけど、わてはそんなところにでませんで。
あーあ、女義太夫として売れっ子のリリコを当てにしてたのか、なんでやと聞く藤吉。
リリコは、今から東京に言って、売れっ子芸人になるんやて。
リリコの意気込みに圧倒されたおてんと藤吉は、わしらもますますきばらんとな。
そう言ってまた気合をいれるのでした。
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