わろてんかのあらすじの第三十一話です
なんかええんや。
正月なのにしまってるし。
ここ安う買えるんとちゃうか?
そうやってひなびた寄席の前で感想を言ってるおてんと藤吉。
その寄席の前で座ってるおっさんが、「何ごちゃごちゃぬかしとるんや。この人は」と藤吉に声掛けます。
そこで、藤吉は、「ここの小屋の持ち主は誰ですか?」
って聞きますと、おっさんは「知らん」の一点張り。
さらにおっさんは、「なんで小屋の持ち主を探してる?」って言いますと、
藤吉は「寄席」をやりたいんや。
おっさんは、あんさんら、まだ若いし、金も持ってるように見えんけど。
するとてんは、お金をまだもっていないけど、この人は芸に対する情熱だけは誰にも負けないんです。
おっさんはやめとけやめとけ、夢ばかり見てると、いつの間にか浦島太郎になってしまうで。
わしみたいに、帰れ帰れと言われます。
芸人長屋に戻って、仲間に寄席の話をしますと、
「天神さんの裏の裏やろ。あそこはあきまへん。何年も前に潰れたっきりそのままや」
「せやけど、気になるんや。小屋主知りまへんか。小屋の前にはなんか変なおっさんがおるけど」
「それが小屋主や。亀井言うてな、万年小屋の前でじーっとしてる変わったおっさんや。あのおっさんを口説くのは並大抵の努力やないで」
そうか、あのおっさんが小屋主か。
その日から藤吉は亀井のところに日参します。
さて、御寮さん。
毎日手元のお金がなくなることにイライラしています。
あんたらに食べさせてもらお、思うてたわてがあほやった。
と、野菜の仕入れに行きます。
自分の食い扶持は自分で稼ぐ、そう言って青物市場に仕入れに行きます。
だが、張り切りすぎて、また腰を壊してしまいます。
そこで、御寮の代わりに、藤吉は天秤棒で行商、てんは昼は一膳飯屋、夜はお針子の内職で働いています。
藤吉は空いた時間で、亀井のところに言ってます。
亀井に売り物の柿を渡しますと、あの子のおいもさんの方がうまいな。
と言います。
え?
藤吉は、てんも亀井のところに通っているのを知りませんでした。
亀井はてんは、一膳飯屋とお針子の仕事をやってることを知っています。
体大丈夫か?
って心配するほどです。
へえ、大丈夫です。
寄席を手に入れるためなら、どんなことでもへいちゃらです。
そういうてんを不思議そうに見るのでした。
さて、藤吉のしごとの帰り、リリコにばったり会います。
今晩、家に来て、大事な話があるんや。
そう言って誘うリリコ。
藤吉はお針仕事でうたた寝しているてんを寝かしながら、リリコの元に向かいます。
リリコの部屋に入りますと、リリコが泣いています。
よよと藤吉の胸に飛び込んできたリリコ。
「うちを助けて!頼むからうちを助けて!」
そうやってしがみつく、藤吉なのでした。
なんかやばそうな展開ですね。
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