べっぴんさんのあらすじの第百十七話です




べっぴんさんのあらすじの第百十七話です。

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採用の一次面接に突如現れたさくらと健太郎。

面接官の紀夫・すみれ・君枝はびっくりです。

なんでキアリスの面接に来たの?

昨日、600人の中から選んだ時にあったかしら。

しかし、面接ではふたりともしっかりとしています。

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健太郎は東大卒でニューヨークの大学も出て経営を学んでいます。

今のMBAですかね~

さくらは東京の美大を出て、さらにニューヨークの大学でデザインを学びました。

ふたりとも立派な経歴です。

でも、健太郎のお母さん、さくらのお父さん、お母さんは暗い顔。

面接終わって、廊下でさくらと健太郎に会ったすみれたち。

どう?面接試験うまくいったでしょ?

 

 

というさくらにすみれは「私は反対よ」と言います。

どうやって第一次面接に来たの?って聞きますと、中西人事部長に頼みました。

というではありませんか?

明らかに不正規のやり方に、すみれは激怒します。

中西部長に頼むなんて。

でも、さくらは、うちら子供やからって採用しないの、不公平やわ。

と言います。

さらにちゃんと個人を見てよ!

すみれに強烈な言葉がさくらから放たれます。

考え込むすみれ。

 

 

一方でさくらも、「うまくいかないな~、どうしてやろ」って考えます。

ふと健ちゃんを見ると、「健ちゃん、キアリスに入社する気あるの?」

もちろん、あるよって言いますと、さくらは本当に?そうは見えないけどな~って言いながら、

いいこと!健ちゃんの一生に関わることなのよ!

もし、健ちゃんが頑張ろうとしないなら、お付き合いだってどうなるかわからないんだから!

って心優しい健ちゃんを脅すようなことを言うんです!

あーあ、この子、本当に入社させないほうがいいかも。

 

 

そして、キアリスの従業員の間で、すみれの子たちが入社になったことがもう噂になって広まります。

その火消しにすみれは躍起。

こういう話が広がるの、あっという間なんですね。

でも、すみれは従業員の前で、自分たちの子供をひいきしないわ、絶対に、って約束します。

 

 

さて、第一次面接から10人を絞り込んで、第二次面接に進みます。

その第二次面接の選考ですみれ・紀夫が反対するさくらと君枝も反対する健太郎はどうなるか?

実は二人は自分たちの子供を入れると、絶対に公平に扱えないと知ってたのでした。

本来なら創業者一族が継ぐのは当たり前で、実際に坂東営業部だってそうしています。

しかも、普通は自分の会社を継いでくれって言っても、子供が言うことを聞くかどうかわからないし。

そして身内で固めたほうが、会社も安泰だしね。

でも、すみれの考えは違う。

自分の子供が会社に入っても決してえこひいきはしない。

そう決めてます。

で、10人の第二次面接の選考を進めますと、さくらと健太郎のところで、だめねとすみれが言えば、君ちゃんも、そうね。

しかし、ここで中西くんが「ちょっと待った」

この二人優秀ですよ。

と言いましても、すみれが、他の面接者も優秀な人いるし、ちゃんと選考の上、面接したし。

でも、さくらたちは、人事部長が手配したお陰で、面接できたのよ、いわば八百長。

そういって落とそうとするさくらに、ちょっとまっちください、と足立部長。

中西人事部長の言うことも聞いてください。

そこで、とりあえず二人は保留になります。

さて、その夜、さくらとすみれと紀夫は潔の家に行きます。

潔は言います。

まさか、さくらちゃんと飲めるようになるとはな!

潔が感慨深げに言いますと、さくらが正太くんは元気と言います。

確か、東京の大学行ったんだよね。

寂しくない?

って聞きます。

寂しくないよってゆりが答えます。

しかし、すみれと紀夫はそんな会話に入れず、考え込むばかりなのでした。

すみれたちは果たしてキアリスに入社できるのでしょうか?

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