べっぴんさんのあらすじの第百五話です
べっぴんさんのあらすじの第百五話です。
床に臥せっている五十八のために集まってきた身内、親戚がご飯を食べています。
まず、ちゅうさん。
坂東家に入るようになった経緯を話します。
そしてキヨさんはちゅうさんの近所に住んでいて、仲良かったそうです。
キヨさんはちゅうさんの誘いで来たとか。
えーっ、これにはみんなびっくり。
だったら結婚したらいいじゃないっって正太が言うと、キヨさんはそんなことにはならないのよって正太を言い含めます。
でもね、その言葉に反応したのはちゅうさん。
いや、そんなことはありません、私は結婚したいな~って心底思った時期もございました!だって~
お陰でちゅうさんもキヨさんもまっかっか。
突然お兄さんが叫び出し、去年には元気やったんやで、なんでこんなことになるんや!
五十八と小さい頃一緒によう遊んどった!
どんな子だったのって言う声に、
なんでもできる子でな、正月にはよう上がる凧をよく作ってたわ、二人で。
昔は仲のよい兄弟だったんですね。
さて、床に臥せってる五十八は、今朝方花の夢を見ました。
花に聞きます。
「わしの子育ては良かったのかな?」
花さんは言います。
「ゆりもすみれも立派なお母さんになってますよ♪あなたはよくよくやっていただきました」
五十八は言います。
「わしはもうすぐ、そっちへ行くんかいな?」
花は、「ハイ」と答え、「お母さんもいますよ、お父さんもいます」
そうそう、潔くんのお父さんもあっちにいましたね。
で、五十八はとっても嬉しそうに「そうか~」って言います。
さて、夢から冷めた五十八。
ふとんの中から「今日、花におうたで」って言いますと、お兄さんをはじめ、親族一同が五十八を見ます。
その前に医者が来ていて、そろそろ入院させたほうがいいと思うって言ってますが、五十八はもうあとの時間が少ないのであれば、この家に残りたいって言う五十八の言葉で医者も帰っていきます。
そして、ちょうどよかったみんなに言いたいことがあると、身体を起こします。
「正太、お前はまっすぐな性格のとってもいい子や」
「潔君、坂東営業部を引き継いで立て直してくれてありがとう。ただな、焦りは禁物やで。君らしくなじっくりと商売していくんや」
「紀夫君、すみれと一緒になってくれてありがとう」
「ちゅうさん、長いことありがとう」
「キヨさんもすみれとゆりのお母さんの代わりになってくれてありがとう」
「ゆりは本当に立派なお母さんになったな。優しゅうてな」
「すみれは輝いとるで、ほんまに。人を笑顔にさせる仕事なんてなかなかできるもんやないで。わしはすみれのことを誇りに思ってる」
「さくら、お母さんみたいに、輝かしい人生を送ってほしいんや!」
みんなに今生の別れみたいな遺言みたいに一人ひとりに丁寧に言います。
みんなにいい終えますと、五十八はホッとしたような顔で、みんなにもう帰りなさいって言います。
みんなにもいろいろは仕事があるやろう。
わしは言うこと言えたし、まだもう少し生きられるようやし、戻ってそれぞれのやるべきことをやりなさいって言います。
最後まで気遣いの人ですね~、五十八さんは。
これが五十八との最期の会合になるかも知れませんね。
亡くなった奥さんの花さんが、あなたはもうすぐにこっちに来るのよって言いましたよね。
もうすぐなくなっちゃうんですかね~
せっかく兄弟ともいい感じになったのにね、五十八さんは。
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