べっぴんさんのあらすじの第百一話です
べっぴんさんのあらすじの第百一話です。
五十八が近江に帰る日が来ました。
帰り際にすみれに言います。
「そや、大急で英輔君におうたで。工場の件、何とか力になってくれと頼んどいたから、すみれからも頼んでみ。いい方に行くかもわからんから」
すみれはありがとう。
紀夫もほんまに親というのはありがたいものやな。
天国のはなさんは「人はそれぞれの役割を果すために日々生きているんです!」って言ってます。
さて、夏休みのバイト中の健太郎と龍一。
親として子にできることはないか?考えていた紀夫は力仕事から帰ってきた健太郎と龍一に聞きます。
「君たちはさくらにおうてないのか?」
「おうてるよ」
「どこで?」
「三宮のジャズ喫茶ヨーソローや」
「ジャズ喫茶?」
このヨーソローの件は紀夫には初耳。
早速紀夫はさくらを探しにヨーソローに行ってみるとさくらはかくれんぼみたいに隠れて出てこない。
そこでママが出てきて、さくらちゃんな、急にやめたバイトの代わりにてつどうてくれてるんや。
ちょうど学校も夏休みやって聞いているし。
ところでさくらのお父さんですか?
そうです。
すみれさんの旦那さんやな?
すみれ、知ってるんですか。
時々、明美ちゃんと飲みに来るで。
そうでしたか。
さくらちゃんは私が責任持ってみてるから安心してて、ってすみれさんに言っておいて。
それで紀夫はかえっていきます。
そのヨーソローを急に辞めた五月が大急のエイスのお店にやってきます。
五月は二郎のところにいたので英輔を知ってます。
英輔は五月を思い出し、「どうした?」
五月は二郎と別れたことを話します。
「私がいたら二郎さんは成功できない」
と言って身を引いたのが別れた理由だったようです。
本当は、スカウトが東京から来たり、いい話が進んでいるのにね。
で、五月は行くところがない。
もともと家出したんだから。
なので、英輔のお店で働かせてくれって言ってきたのです。
英輔も驚いて、なんでここに?って聞いたら、以前ママが、あの人はクールに見えるけどただ人を蹴落としてここまで来たわけやない、必ず人を助けてきたはずや、そう言ったのを五月が聞いていたからでした。
それを聞いた英輔、分かった、ここで働きなさい、と言ってスタッフに後はよろしくって言って出ていきます。
今度は潔に会う英輔。
さて、潔と英輔。
英輔の提案です。
うちとコラボしませんか?
オライオンの全国展開の店舗にエイスの商品を入れようって話か?
そうです、うちの商品は集客力があります。なのでオライオンにとっても悪い話しじゃないと思いますよ。経営者たるもの、どうしたら生き残れるか、常に考えておかなければいけません。
英輔は相変わらずクールに言います。
潔は、話は分かった、ちょっと考えさせてくれ・・・こっちも経営者として慎重ですね。
いい返事をお待ちしてます・・・と英輔。
ところで、英輔、なんで急にうちを出ていったんや!って潔が聞きます。
紀夫さんが帰ってきたから消えたんか?
そんな昔のこと、どうしてですか?と、英輔。
工場のこと聞いたで、なんでキアリスに協力してやらんのや、昔のお前やったら何があっても、すみれちゃんのこと助けてたで。
図星を刺されたみたいで言葉が出ない英輔。
その足でキアリスに向かった英輔。
明美に会います。
明美は他の工場製品ではうまく肌着を作れないことを知り、英輔に言います。
何とかして!
何とかします・・・って言います。
え?これにはびっくりした明美・・・英輔にちょっと見直したわ。。。
そして英輔は古い機械をキアリス用に残し、あとは新規に買い換えると言ってくれたのでした。
なので、今のまま、メリヤスを使って、キアリスの肌着を作れるのです。
ですが、またこのようなことがあると困るので、手を打たなくてはいけませんね。
さて、ヨーソローの二郎。
東京からスカウトから来てくれて自信ついたわ!
東京へ行く!って言ってます。
さくらは「私も行く!」って叫びます。
まずいよ~これ。
さらにさらに工場の件がうまく行ったとすみれが五十八に電話しますと、よかったな~すみれ。
これからも頑張りや。
と言って電話を切ります。
しかし、近江のみんなにいいの?すみれちゃんに言わなくて、いや言わんでいい、今は大切な時期や。
黙っといてくれ、
ああ、父親の役割を終えちゃいそうな五十八の体調なのでした。
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