ひよっこのあらすじの第八十話です
ひよっこのあらすじの第八十話です。
さてお赤飯のお弁当。
600個のお弁当作りに参加するみね子たち。
お赤飯づくりは順調に進んで、釜蒸しのところでちょっと休憩します。
休憩中にシェフが宗男に聞きます。
おい宗男、お前、戦時中どこにいたんだ?
宗男はいいたくないような表情で、思い出したくもない雰囲気を出していましたが、真剣なシェフの眼差しに頭を掻きながら、諦めたような感じでシェフの前にあぐらずわりをします。
そこでぽつりぽつりと話し出します。
俺はビルマにいました。
ビルマといえば、今のミャンマーですね。
そのビルマでインドのインパールに潜入してイギリス領を取り替えすと言う作戦がありました。
その作戦ではほとんどの日本兵が死んだと言われています。
日本国内でも有名な激しい戦闘だったことが知られています。
なので、その話を聞いたシェフはビックリ!
「インパール作戦か?」
「はい、インパール作戦の生き残りです」
インパールではイギリスにさんざんやられただろ?
イギリスのビートルズをなんで応援する?
悔しくないのか?シェフが言います。
インパール作戦で、日本には英国に乗っ取られたインドを、英国から取り返すという重大な使命があったんですけどね。
でも、そのインドを日本が占領するつもりでもあって、まあ、インドからすればどっちもどっちですね。
日本が勝っても、インドを占領することになるから、前の方が良かったなんて言われるかもですね。
たとえば、香港。
長らくイギリス領だったが、返還されて中国になっちゃった。
すると、民主主義が制限されて、住みにくくなっちゃった。
なので、香港の人の中には、「昔の、イギリス領のときの方が良かった~」という人も出てきてますね。
さて、宗男の話しです。
ビルマからインパールに潜入して、英国と戦争して、反撃にあってほうほうの体で逃げ出した日本軍。
帰りはジャングルの中を徒歩で帰ります。
空からは偵察機の爆弾、後ろからはイギリス軍に追っかけられ、毎日戦友がバタバタ死んでく姿を見て、あー、俺はここで死ぬんだな~って毎日思った。
歩けないやつは、そのまま放置。
だから俺は必死で歩いたよ。
ある夜、俺は斥候を命じられた。
斥候と言うのは、先行隊と言うか、偵察隊のこと。
真っ暗なところで、突然イギリス兵と出くわした。
お互いに銃を向けたまま、動かない。
するとイギリス人に仲間が来て、なにやら英語で話していた。
年の頃は俺とおなじくらい、ちょうどみね子くらいの年。
突然、そいつはこっちに笑顔を見せて、ジャングルの中に消えてった。
俺はもうその場を動けない。
やっと動けるようになったと思ったら、今度は悔しくて、悔しくて。
俺と同じ年のやつが、笑ったんだよ、余裕かまして。
だから俺は残りの人生、どんなことがあっても笑って過ごそうと決めたんだ。
そうだったんだね、いつもおちゃらけてる宗男さんにはそんなすごい体験があったんだね。
で、ビートルズが出てきた時、またイギリスかよ、って思った宗男。
ビートルズとインパール作戦のイギリス兵とは関係ないけどよ、それでも俺は生きてっど~、そう言いたいんだよね。
うーん、泣かされるね。
戦争でいっつも犠牲になるのは、庶民であり、弱いもんだよね。
やっぱり、どんなことがあっても、戦争はダメだね。
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