ひよっこのあらすじの第九十七話です




ひよっこのあらすじの第九十七話です。

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今日、お店終わってから話があるんだ、そう言われて月時計で会ってる2人。

島谷は切り出します。

「みね子ちゃん、僕は佐賀の実家、島谷家と縁を切ろうと思うんだ!」

みね子はてっきり失恋を予想してたのにびっくり。

島谷は、ちゃんと実家、縁談のことなどを丁寧に説明してくれました。

とっても誠実な人です。

でも、僕は断ろうと思う。

僕の好きな人はみね子ちゃんだし。

ずっと一緒に生きていきたいし。

嬉しいです。

でも、そしたら島谷さんのうちはどうなるんですか?

わからない。

さっき、縁を切るって言ってたけど。

うん、それしかないんだ、中途半端なことは許されない。

自分を通すんだから、仕方がない。

だから何も持ってない人になるんだ、おれ。

貧乏になっちゃうかも知れないんだ。

でも、いいと思うんだ、お金なんてなくてもさ、自分らしく生きられれば。

なんか、由香の生き方みたい。

島谷さん、まだ子供なんですね。

そんな簡単なことじゃないです、みね子。

貧しくても構わないなんて知らないからそんなこと言えるんです。

いいことなんか、一つもありません。

悲しかったり、悔しかったり、寂しかったり。

お金がない人で、貧しくてもかまわないと思っている人は一人もいません。

でも、明るく生きているのは、それしかないからです。

それでも、島谷さんは捨てるんですか、みんなが欲しいと思っているものを捨てるんですか?

島谷さん、私、親不孝な人、嫌いです。

みね子のセリフ、カッコイイ。

自分だけでなく、相手の幸せのために、別れてあげたんです。

heartbrake

こんないい娘、いないよな~。

勢いで、一緒になるのはいいけど、辛酸をなめてるみね子のほうが、一つ大人でした。

島谷の将来のために、身を引きます。

島谷は先に店を出ます。

せっかくプロポーズのために指輪を用意したのに。

そして、最後に、「ありがとう、素敵な人、好きになってよかった」

と頭を下げて帰ります。

結果的に島谷は振られた形。

でも、家に戻って傾いた会社を立て直すために頑張るんだろう。

みね子は月時計の中で一人泣いています。

ママと2人、12時になりました。

「今、20歳になりました」

ぽつりと言うみね子。

そこに時子がやってきます。

せっかくの誕生日、お祝いしようと思ってたのに。

でも、時子の顔みて、みね子は子供のように泣きじゃくります。

「さよならしたー。まだありがとうって言えてない、ひどいことばかり言ってしまった」

みね子の20歳の誕生日は失恋記念日なのでした。

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