わろてんかのあらすじの第六十三話です




わろてんかのあらすじの第六十三話です。

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扇子と手紙を残して突如いなくなった団真。

手紙には

割れても末に逢わむとぞ思ふ

と書いてありました。

これ、どういう意味やろ?

まず、おてんは、団吾のところに行きます。

団吾のところにいるお夕に伝えますと、後ろから団吾が、

団真が死にたいんやったら、死なしてあげたらええ。

でも、長年連れ添ったお夕は、なかなか割り切れません。

とにかく心配でおてんと一緒に風鳥亭に行きます。

おてんとお夕が、手紙を風鳥亭に持ってきますと、亀井が、

崇徳院の下の句でんな、って言います。

もしかして、自殺をほのめかしてる?

お夕も心配で来ていたので、急にこんなことになったのは、うちのせいです。

ってよよと泣き崩れます。

実は駆け落ちしよって言い出したのはお夕の方で、破門されたのも、団真が落語をできなくなったのも、自分のせいだと思っているんです。

途中、警察の電話がありますが、見つからない。

それでも、亀井が川岸でぼーっとしていた団真を見つけて連れて帰ってきました。

連れて来られた団真はみんなの前で頭を下げますが、そこにお夕を発見します。

なんでこんなところにおるんや。

団吾のところやないんかい。

そんな目でお夕を見ながらも、藤吉たちに頭を下げる団真に、お夕が一喝します。

なんや、あんた、死ぬつもりなんかなかったんやろ。

情けない!

そんなことする前に、することあるやろ。

死ぬ気になって落語に取り組むべきやろ。

その一喝に、団真はしどろもどろです。

モゴモゴと、「大天才を前に稽古していても、己の不甲斐なさが浮かび上がるだけや」

つまり弟弟子の団吾が、大天才で、それと比較される事で、自分の自信がますますなくなると。

でもねえ、団真が言う、大天才の団吾は、大変な努力家ですからねえ。

天才が努力を怠らなかったら、もっとすごいことになるんですけどね。

ぐうの音も出ないほど一喝された団真は、黙って長屋に戻ります。

でも、団真が出てったあと、お夕はその場に崩れ、安心したように、

「あの人、生きとった」

といいます。

やっぱり、お夕の心のなかには団真がまだ大きな存在でいるんですね。

翌日、芸人四銃士がやってきて、

「われわれ四人、今日からストライキを解除します!」

キースが宣言しますと、まず、スト解除した理由を言います。

それは席主の藤吉がわしらの才能を信じてくれていること。

なので、キースとアサリはできたてのハリセンのどつき漫才を披露します。

おてんは、あまりにも痛そうなハリセンの音に、痛ないの?と心配しますが、

音はでかいが痛くない特別のハリセンですので、痛ないって応えます。

万丈目は、後面を極めますと宣言。

生まれ変わった芸人四銃士に、頼もしさを覚えた藤吉は、四人に向かって

「よろしゅうお願いします」と席主らしく頭を下げます。

これで、藤吉と芸人の仲直りも実現しました。

あとは、お夕と団真と団吾の仲直りです。

それには団真の再起が欠かせません。

saiki

ふと団真が気になった藤吉。

団真のところに行きます。

団真の部屋の前で、なにやら声が聞こえてきます。

どうやら落語の稽古をしてるらしい。

その夜、おてんと藤吉が話をします。

おてんが、お夕さんと団真さんが気になります。

私は団真に、ここの高座に上がって欲しい。

そう言いますと、藤吉は、昼しょっぱなならええで。

ただし、わしもおてんに頼みたいことがある。

次の日、おてんは団吾師匠に会いに行きました。

団真さんの高座に来てくれって言うのです。

団真はお夕さんのために、崇徳院の練習をしています。

それを聞いた団吾は、今の団真に、崇徳院なんかできまんのか?

さていよいよ団真の高座の日。

まだ、団吾もお夕も来ません。

緊張している団真。

さて、この三人の仲直りは叶うのか?

明日は、感動の土曜日になるのか?

明日が楽しみです。

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