わろてんかのあらすじの第九十四話です




おてんが寄席の番組表を作っておりますと、キースとアサリが賑やかに入ってきます。

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もうあかん、ゆでダコや。

そう言えば、銭湯におもろい噺を探しに行ったアサリとキース。

何度も何度も温泉に使ってる内に、どうやらのぼせてしまったようです。

おトキは、「昼間っからお風呂に入れるなんてええ身分やなあ」と軽口を叩きますが、

アサリは、あほう、おもろい噺さがしとるんや。

そこで、風太。

で、おもろい噺は見つかったんか。

おーせやせや。

お湯に豆腐浮かべて、湯豆腐作ってるおっさんおったで。

でもな、それをどうやっておもろいネタにするか?を考えとるんや。

どやろ、見つけてきたネタを、形にするのは万丈目さんにやってもろたらどうやろ。

そういったのはおてん。

おお、台本屋さんの誕生ですか?

確かに、漫才の台本、書く人もいるしね。

万丈目は読者がつくほどの文才があるのだから、成功するかもね。

このおてんの意見に、藤吉も大賛成です。

ほな、先生、よろしく頼んます。

先生?

せや、万丈目先生や。

おお、ついに後面も、先生に昇格しました。

さて、藤吉。

ときどき頭が痛くなります。

中風の症状でしょうか。

体調が心配です。

さて、そんな時に、アイムホームと言って入ってきたご婦人がいます。

サプライズや~

そう、日本橋のごりょんさんこと、藤吉の母でした。

お母ちゃん?

藤吉、あんたんとこの寄席、立派になったな~

大したもんや。

お母ちゃんこそ、旦那差し置いて、旅行なんて大したもんや。

大丈夫や、わては愛されてるさかい。

クリーニング屋の商いもな、わてがしっかり始末してるさかい、カリフォーニアに12箇所もお店だしたわ。

えー、それはすごい。

それはそうと、藤吉。

あんた身体の方は?

なんとか生きてるわ。

そう、生きてるのが肝心や。

そこに隼也が入ってきて、挨拶しますと、隼也か?

おばあちゃんやで。

さすが初孫だけあって、隼也くんがかわいくて仕方ありません。

ごりょんさんは、おてんに、わても年や。

どこでどうなるかわからん。

けどな、どんなことがあっても、笑って送ってな。

笑うことが大事というのは、わてがあんた(おてん)に教えてもろた。

アメリカは多様な人種がいるので、笑いはとっても大切なんや。

そしておてんに、あんたは北村商店の立派なごりょんさんや。

そしてその夜。

おばあちゃんが月見しています。

tukimi

このわろてんかでは、肉親と窓の外を見てると誰か、なくなります。

藤岡屋では家出したおてんが帰った時、お父さんが雪景色を見ていました。

それがお父さんの最期でした。

今回は藤吉がいます。

藤吉に泣かされるごりょんさん。

どうやら藤吉の命も長くなさそうです。

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